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老齢動物

老齢動物のケアと治療

動物も獣医医療の高度化、食生活、環境の改善などで、長生きできるようになってまいりました。一方では、ドックフードの質の問題、様々な環境の問題より人と同じような生活習慣病、成人病が増えてまいりました。「動物の老齢期とは」はっきりとした定義は難しいですが、人との関係よりおおよその判断をします。

犬では種類によっても多少年齢の判断は違いますが、猫や小型〜中型犬では、7歳ころより老齢初期に入り10歳以上は老齢期と考えられます。大型犬では、それより早く始まります。

病気を見つけて治療するのが一般的です。しかし健診ですべての病気を見つけることはできません。動物は自分では何も話しませんので、人が気がついた時には手遅れの状態もとても多く、とくにがんは見つかったときには、かなり進行していることも少なくありません。

動物は言葉を話せませんので、飼い主が日頃よく観察して小さなサインを見逃さないことが大切です。老化は全ての生き物に避けることはできません。しかし、工夫により元気で年を重ねることはできます。そのためには予防が大切です。


ドッグフード 毎日食べているドックフードを良質な
ものに変え、手作り食に変える
サプリメント 良質なサプリメントを与える
適度な運動と精神的な安定した
生活をする
定期的な健康診断は年に2〜3回
当院では老齢病の予防や食事に関する御相談も行なっております

人間の医療でアンチエイジング医療は美容のみならず健康の維持に実施されるようになってきました。いつまでも若く、健康でいたいは人のみならず家族の一員であります動物にとりましても永遠の願いです。


動物は種類にもよりますが、人間に比べて速いスピードで年をとっていきます動物のアンチエイジングはその年齢のスピードを緩やかにし、体の老化を引き伸ばしいつまでも若い体と精神を保つことを目標とします。ということは、「老齢の病気にかからないようにしたい」という願いにも通じることです。また、アンチエイジング・デトックスにはホモトキシコロジー、食事療法、デトックス療法、各種サプリメントを組み合わせ、最適な方法を御相談いたします。また、体内に蓄積された様々な金属の検査も可能となっております。

犬と人間の年齢比較参考表

統合医療による高齢動物の主な病気

統合医療は、高齢動物の日常の診察全般に治療が可能です。

急性症例、慢性症例にも広く診療可能です。

特に高齢動物のケアーと治療には副作用のない体に優しい治療を選ぶことができます。


病気の一部を治療する西洋医学と異なり、統合医療ではその動物全体をよく診てその子に最もふさわしいオリジナルの治療を選ぶことが可能です。また、アンチエイジング療法や、デトックスを治療に導入することにより、健康で元気な生活を送ることも可能です。


高齢動物がかかりやすい病気全般に、統合医療は有効な治療をサポート可能です。

高齢動物がかかりやすい病気の例
腫瘍
(乳腺腫瘍・リンパ腫・肥満細胞腫など腫瘍全般)
腎臓の病気
(腎疾患、慢性腎不全など)
関節の病気
(変形性骨関節症など様々な関節疾患)
椎間板ヘルニア、脊椎疾患
歯の病気(歯周病・口内炎) 甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症
認知症、痴呆、徘徊 各種脳神経症状:てんかん、痙攣、神経麻痺
心臓の病気
(拡張型心筋症・僧帽弁閉鎖不全症(イヌ)・肥大型心筋症など)
生殖器の病気
(女の子:子宮蓄膿症、男の子:前立腺肥大(イヌ)など)
以上の病気以外にもさまざまな病気に統合医療は対応が可能です。
自然療法の治療と共に、ドッグマッサージ、リハビリ、食事療法等様々な自然療法を組み合わせて免疫のサポート、心と精神のケアー等を統合的にサポートが可能です。病気があっても食事をし、毎日の生活ができる生活の質(QOL)の改善も大切と考えます。
ターミナルケア

命あるものは、いつの日か終わりを迎える時期も来るということになります。
飼い主と動物の立場にたって、QOLの得られるよう生活と精神的なサポートもいたします。

自然療法による腎臓外来

動物の高齢化による腎臓病

動物の高齢化に伴い、腎臓病がとても多くなりました。慢性腎不全とは腎臓の機能が50%以上ダメージを受けた状態で次第に腎臓の働きは悪くなり元に戻らなくなります。


特にネコでは7歳ころより腎臓の病気がとても多くなります。
ネコは元々砂漠の動物といわれております。体の水の利用がとても良くて、あまり水分を取らなくても生活ができるようになっております。また、ネコは体がかなり異常になっても症状を出さずに生活しています。そして、気がついた時には「腎不全」とか「慢性腎不全」という診断名が付けら一生病気の治療が必要となります。犬もやはり7歳ころより腎臓の働きが悪くなる傾向があります。先天的な病気の場合もありますが、加齢による病気が大部分を占めます。また、歯石や歯周病が腎臓病の一因とな る場合がありますので、歯は常にきれいにしましょう。


腎臓病の検査は、血液検査、尿検査、レントゲン検査、エコ―検査などがあります。
予防方法としてはまず、定期的な尿検査をお勧めします。定期的な尿検査でかなり腎臓病の初期検査が可能です。5歳までは1年に2回、それ以上では1年間に3〜4回は検査しましょう。腎臓の病気は尿検査でわかる場合も多いです。ぜひ、お勧めします。また、腎不全も初期でしたら、かなり長生きが可能で上手に病気と付き合うことも可能です。もしも、慢性腎不全や腎不全の末期といわれても決してあきらめないでください。


西洋医学的に腎不全の治療は、透析や腹膜透析、点滴療法、血管拡張剤の投与、食事療法などが行なわれます。しかし、西洋医療での治療の限界になると獣医師より「もう、これ以上の治療法はありません」と告げられます。飼い主様は失望と不安で一杯になります。
どうぶつ統合医療センターにはこのように告知された動物が多数来院します。獣医師より見放された動物も、自然療法により食欲がでて、生活の質(QOL)得る症例も多く飼い主より嬉しい話も多く寄せられております。


西洋医療と自然療法等とを併せて治療する統合医療によって、動物のQOLを維持してあげる医療も大切と考えます。

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